経験則の話になってしまって恐縮ですが・・クライアント様、広告代理店様とのやり取りで最も成功の鍵を握るのはレスポンススピードです。
15年間メガベンチャーにてダイレクトマーケテインングに関わり、部門長として多くのメンバーのみなさんと働かせて頂きましたが、対外的な評価を毎回獲得するメンバーの共通項はほぼレスポンスのスピードにあったと思います。
また逆にクライアント様、広告代理店様の中でレスポンスや意思決定が早い企業担当者様がいらっしゃると成功確率は格段にアップしてくるのも事実で双方の対応スピードが求められるのがアフィリエイト というマーケテインング手法だと思います。
これまで意思決定プロセスの簡略化や権限の移譲においてスピードアップの手法を語ってきましたが、ここに幾つかすぐに実施可能な共通ルールを記載しておこうとおもいます。
1.チャットアプリのスマホへのダウンロード
説明するまでもないのですが、これをルールにする事は大変難しいです。というのはASPや広告代理店が自社社員に推奨はできてもクライアント企業にはなかなか勧められませんよね。意外に効率化を叫ばれてもチャットアプリのスマートフォンインストールは情報管理を持ち出されてNGが出たりとハードルが高いのが現状です。笑い話に聞こえるかも知れませんが、至って真剣な話で、こういった事こそクライアント企業と関係値を築いて先方の上長から攻略する、などの方策が必要な分野だったりします。弊社でもこういった発信で少しでも浸透を促したいところです。
2.定例会の設定
毎週決まった時間にショートで大丈夫ですのでオンラインMTGを設定しましょう。リアルMTGは移動時間などを考慮して実施を余りオススメしていません。Face To Faceは意外な事に週次での定例会の先に会食を3ヶ月(いわゆる四半期)に一度で開催できれば良いと思います。長い時間の会議よりもタスクの進捗を見返す意味でもショートMTGの週次開催が効果的です。
3,アジェンダと議事録の送付
定例会の開催前日にアジェンダの送付を行い・・MTG終了後には議事録を送付することも忘れずに。このアジェンダと議事録はgoogle documentなどクラウドで管理できるツールに記載して両社のチャットツールの概要欄などに貼っていきましょう。その議事録を参照しながら、タスクを週次MTGの開催中日などに進捗確認しましょう。MTG直前に毎回タスクをどちらかが終わらせている様だとプロジェクトは進行しません。あくまで週次MTGの中日に進捗を確認するからこそ、意味が出てきます。議事録にはタスクの完了日付を確実に記載して、プロジェクト進行役の方は自分のGoogleカレンダーにも記載するのが定型です。
4,両社の連絡チャットには上長や事業責任者レイヤーを入れる
こちらは両社にとってタスクが進捗しない場合や、何か重大事項が起きてしまった場合にも両社のやりとりを振り返る為に必要かと思います。特に担当者1名だけのチャットを避けましょう。
以上、簡単ではありますがデイリーコミュニケーションの礎となるタスクを列挙しました。現場のクライアント様、広告代理店様、ASP様とのやり取りを見直してみて頂ければと思います。