成果報酬型広告の広告主としての成功にもっとも必要なファクターはなんでしょうか。
一つに絞ることはモチロン難しいですが、意思決定スピードは一つ大きな要素だと言えます。
一部のクライアントでは広告予算の決定やメディアの選定などの決定プロセスの中に多数の決裁が必要となる場合があります。その結果成果報酬広告を掲載するメディアから優先度の高いクライアントとされずに掲載の優先順位を下げられて来たりという弊害が出て参ります。そこで決裁プロセスは成果報酬型広告においては見直されるべき項目の一つです。
アフィリエイト広告において成果数≒広告費を多く使えているクライアント企業はほぼ意思決定スピードが早く、高速でPDCAを回せています。ここは企業規模が大きな会社だったとしても通常の広告費とは異なる決済プロセスを組み込んでいたり、現場担当者の決済権限が大きくなっていたりします。
では、なぜ意思決定スピードが成果報酬広告を掲載するメディアにとって大切か!?という点ですが、実はメディアの売上がクライアントの意思決定スピードと相関関係にあると言える点が大きいでしょう。
特に季節要因の高い商材(BtoBサービスやネット回線などのインフラ業種、一部の美容関連業者)などは特にそういった傾向があり、意思決定の早いクライアントの商材をレコメンドした方がメディアとしての売上に繋がってくる局面があるからです。
もちろん、それだけで比較サイト上の比較順位が上がったりする物ではないのですが、そこはメディアも人によって成り立っている前提からすれば、自ずと一つ重要な要因となってきますよね。
せっかくサービスや商品が競合よりも優位なのに、web空間上のレピュテーションをメディアから獲得出来ないのは勿体無い。
意思決定プロセスを他の純広告から切り分ける事。現場への権限移譲は広告主側が取るべき一つのファーストステップのプロセスと言えるでしょう。